膝や股関節に不調が出やすい・・・という方には、口を酸っぱくして「脚をまっすぐ使うようにしてくださいね」とお伝えしておりますが、真っ直ぐ使うのは、脚だけに限ったことではありません
腕もまたしかり、です
ヨガほど手を床において行う動作はないものの、やはりピラティスでも床に手をおいて行う動作はあるのですが、けっこうみなさん、手首が痛い、とか肩がツラい・・という方が多いです
もちろん理由は一つではありません
一番言えるのは、「手をついているから手で支えよう、と思わないこと」だったりします
脚も、脚にどっかり乗って立つのではなく「引き上げて立つように」というのがあるように、手もまたそうなのですが、今回はそういった感覚的な話ではなく、見た目でわかる修正法を一つお伝えしたいと思います
まぁ、「腕にどっかり乗って手で支えない」ということと、最終的には通じてくるのですが、「腕を真っ直ぐ使う」ということです
運動初心者(スポーツではなく運動・・・ですね)、ピラティスまたはヨガ初心者にありがちな腕の使い方は・・・
こんな感じ↓
脚で言うところの「エックス脚」になっているのがわかりますか?
いわゆる「猿手」ってやつですね
肘の裏側が向かい合わずに前を向いてしまっています
これだと関節や腱に寄りかかっているので、腕を使っているようでいてその実「休め」の体勢をしているようなものなので、パワーが発揮されません
写真じゃわかりにくいかもしれませんが、手首のシワもキレイな横並びではなく、偏ったシワの出来方になっています
手首に関しては、この手首のシワの出来方を改善するだけで、痛みが緩和されることも多々あります
たったそれだけの小さなことで、痛みは改善されるのです
逆に言うと、「そんな小さなこと」が体の負担になっている・・・ということが、お分かりいただけるでしょうか?
上記の状態から「真っ直ぐ」を意識して腕を使うと、こんな感じになります↓
さっきはなんだか「きゅ~」っと内側に詰まった、窮屈そうな状態から解放された感じがするのが伝わるでしょうか?
始めはこの状態に違和感があるのは当然ですし、筋力をきちんと使うのである意味疲れますが、体への負担はグッと減るので、肩や背中もフリーになってきます
私も腕の使い方に関しては、去年の秋に見直したばかりなのですが「もっと早く気付いていれば・・・」って感じです (T_T)
おかげさまでヨガを行う時の肩・二の腕・手首・大胸筋・背中・・・これらのハリ感、疲労感から解放されましたし、なにせ、骨が砕けているんじゃなかろうか、というほどの親指の付け根の痛みから解放されました
興味のある方は、そちらの記事も見てみて下さいね! ↓
何をやっても、体の使い方は基本同じです
負担をかけずに行うことが、パフォーマンスアップにもつながってきます
体に優しい体の使い方を身に着けてくださいね!
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